「コンプレッサー方式」のワインセラー
「ペルチェ方式」と並んで多くのワインセラーに採用されているのが「コンプレッサー方式」と呼ばれる冷却方式です。
コンプレッサー方式の特徴は何と言っても冷却力が強い点にあります。
ワインセラーは庫内の温度を一定に保つことが大切ですが、扉を開けたり、室温が高くなったりした時には温度が変化してしまうことがあります。
しかし、他の冷却方式を採用しているワインセラーと比較してコンプレッサーは素早く庫内の温度を戻してくれるのです。
このような特徴から、例えばよく扉を開閉するという方や、室温が高くなりやすい部屋にワインセラーを置きたいという方、家庭用の中でも大きめのものを選びたいという方に向いていると言えます。
実際に、コンプレッサー方式は、業務用のワインセラーやショーケースにも採用されています。
デメリットとしては、ペルチェ方式やアンモニア熱吸収式と比較して音と振動が大きいことが挙げられます。
ただ、振動についてはワインに影響しにくいように防振設計されている製品もありますので、選ばれる際にはこの点もチェックしておくと良いでしょう。